井土ヶ谷ふじい内科|内科・腎臓内科・糖尿病内科

横浜市南区の井土ヶ谷ふじい内科

花粉症(舌下免疫療法)

舌下免疫療法を希望される場合の流れ

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*スギ花粉に対するIgE検査の結果をお持ちの方は持参してください。検査が必要なくなります。
*検査を行う場合は、結果が出るのに数日必要です。次回の外来で治療開始となります。
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■費用(保険適応・3割負担の場合)

 初回は初診料やアレルギー検査を行うため約6,000円
 それ以降は、月に2,000~3,000円程度です。

■舌下免疫療法を希望される場合に大事なこと、知っておいてほしいこと(主にスギ花粉に関して)

 ・花粉症のシーズンは強くアレルギーが出る可能性があり、遅くとも花粉シーズンの2~3か月前の開始が必要。よって、6月~11月から開始可能です。
 ・ダニエキスに関しては、時期はいつでも可能です。
 ・効果には個人差があります。あまり効果がない場合もあります。一般的には花粉の飛散が増えれば症状も悪化するのですが、この治療で症状が悪化しない効果も報告されています。改善率は約80%というデータです。
 ・治療期間は3~5年が推奨されおり、長期になります。一般的には2年ほど施行し、効果があれば継続します。
 ・治療終了後に再度増悪することがあり、その場合は治療の再開を検討します。
 ・治療対象はスギ花粉あるいはダニアレルギーのみとなります。ヒノキやブタクサなどの花粉症には効果がありません。
 ・12歳以上65歳未満の方が対象です。
 ・重症気管支喘息のある方は、悪化する可能性があるため行いません。

■花粉症とは

 花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉に対して必要以上の反応(アレルギー)を起こしてしまい、くしゃみ・鼻水・鼻づまり(鼻炎)、目のかゆみ(結膜炎)など不快な症状を認める病気です。花粉の飛散時期に症状を有します。
 一方、アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやペットの毛などに対して反応を起こすものです。花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎とも言います。花粉症以外の原因は、季節性が少なく1年中のこともあります。通年性アレルギー性鼻炎と言います。
 どちらも鼻炎レベルの範囲であれば命にかかわることはありませんが、不快な症状で生活に影響し厄介な病気です。特に花粉症は、季節性ですが症状が強く出ることもあり作業能率を下げてしまいます。花粉症による経済的損失は年間1.2兆円という試算もあります。

■治療方針

 治療としては、その反応を抑えたり、調整をするための飲み薬、目薬、鼻噴霧用薬などがあります。それぞれ効果が強いものは眠気などの副作用も強く、副作用の少ないものは治療効果が不十分なこともあります。特にひどい鼻炎や結膜炎になった場合は、ステロイド剤など強めの薬を使用してある程度おさえてから、薬を調節していきます。最近は初期から鼻噴霧用のステロイドの使用も推奨されています。以前と比べいいお薬が増えてきており、管理もしやすくなっています。しかしながら花粉症の場合は、飲み薬など治療しながらも不十分で、花粉の飛散が終わるのを待っている方も多いと思います。

 これらの治療は症状を抑える対症療法(痛いから痛み止めなど)になります。アレルギーを根本的に改善する方法・体質を改善する方法として免疫療法(脱感作療法)があります。これは、アレルギー反応の原因物質(アレルゲン)を少しずつ体に投与することで、体に慣れさせてアレルギーを起こさないようにするものです。主に皮下免疫療法と舌下免疫療法があります。どちらも3年以上の治療期間が推奨されています。

 皮下免疫療法は、定期的にアレルゲン物質を皮膚に注射していくものです。以前よりある療法なのですが早期は特に通院頻度が多いこと、毎回注射をする必要があること、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を比較的起こしやすいことなどの短所がありました。

 舌下免疫療法は、アレルゲン物質を舌の下に投与する治療です。舌の下に保持する時間は1~2分ですが、連日の投与が必要です。初回のみ病院の中で舌下投与していただき、30分は副作用がないかを確認させていただきます。翌日以降は自宅で投与していただきます。最初の2週間は徐々にアレルゲンの量を増やしていきます。当初3か月は2週毎の受診ですが、問題がなければその後は月1回程度の受診となります。

 皮下免疫療法と比較して、強いアレルギー反応の副作用が少ないこと、通院頻度が少ないこと、注射しなくて済むことが長所となります。しかしながら、皮下免疫療法と比較して、口腔内の違和感や粘膜障害などの副作用があります。副作用の程度によっては抗アレルギー剤を内服しながら投与を続けたり、高度であれば投与をあきらめる場合もあります。薬剤に関しては、スギ花粉とハウスダストアレルギーの原因とされるダニの2種類があります。
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