井土ヶ谷ふじい内科|内科・腎臓内科・糖尿病内科

横浜市南区の井土ヶ谷ふじい内科

腎不全

大事なこと

慢性腎不全の場合は症状が出ないうちに進行することがあります。健康診断などでクレアチニン(Cre)上昇、腎機能障害などの結果が出た場合は、ほうっておかないで受診してください。
井土ヶ谷ふじい内科

腎不全とは

  腎不全とは、腎臓の働きが落ちた状態です。主に体の中で発生した老廃物や無駄な水分・塩分を尿中に排泄できなくなります。
  数時間から数日で発症する急性腎不全と徐々に発症・進行する慢性腎不全があります。

 急性腎不全の原因の多くは脱水です。重症の感染症や膵炎など全身状態を悪化させる疾患に伴って発症する場合や薬剤の副作用による場合もあります。

 慢性腎不全の原因は、慢性糸球体腎炎、糖尿病、高血圧、多発性嚢胞腎(遺伝性疾患)などがあります

症状について

  • 必要な尿量の生成や塩分排泄が困難なことによるむくみ、息苦しさ(心不全)、血圧上昇、夜間尿など
  • 老廃物の排泄が困難なことによるだるさ、食欲低下、吐き気、嘔吐、意識障害など(尿毒症症状)が主なものです。ある程度進行するまで無症状のことも多いです。
  他に、貧血、酸性・アルカリ性の調節障害、カリウムやカルシウム/リンなどのイオンの
調節障害、骨の異常(ビタミンDの活性化障害)、動脈硬化の進展などがあります。

腎臓の働き

腎臓の働きは、血液中のクレアチニン(Cre)の数値で判断します。

男性の基準値:0.6-1.0mg/dl  ■女性の基準値:0.4-0.8mg/dl
  筋肉量によって元々の数値が異なるため、男性と女性で基準値が異なります。つまり同じ腎臓の働きでも、筋肉が多いほど血液中のクレアチニンは高値になり、逆に筋肉が少ないほど低値となります。
 筋肉の多い若年男性のCre 1.0mg/dlは腎機能正常ですが、ご高齢の小さな女性でCre 1.0mg/dlの場合は腎臓の働きが落ちていると考えられます。

 比較しにくいので、腎臓の働きをあらわす推算糸球体濾過量(eGFR)が指標として使われます。これは、腎臓に老廃物を尿に排泄する能力がどれくらいあるかを示しています。この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。
eGFRは血液中のクレアチニン・年齢・性別から計算され、基準値は90mL/min/1.73m2以上となります。
 計算式:eGFR (ml/分/1.73 ㎡) = 194×Cr-1.094×年齢-0.287 (女性はさらに×0.739)
※インターネットで簡単に計算できるサイトがあります。

治療について

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●急性腎不全の場合

  原因の治療になります。程度によっては対症療法として透析を行うことがあります。

●慢性腎不全の場合

  進行予防・遅延治療として、高血圧・糖尿病・高コレステロールなど血管を傷める病気の治療、禁煙・食事療法(蛋白制限・塩分制限食)などがあります。
 対症療法として、貧血管理・酸性アルカリ性の管理・カリウムやカルシウム/リンなどのイオン管理・ビタミンDの投与などがあります。
 *食事療法に関しては、塩分制限は可能な範囲でやってみることをお勧めします。蛋白制限食は特殊なので栄養士さんと相談しながら行うことが必要です。やらないという選択肢もある療法なので相談していきましょう。
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