生活習慣病
大事なこと
- できる範囲で健康的な生活を意識する、継続する
- 定期的に健康診断を受け、異常の放置をしない
生活習慣病について
生活習慣病は、生活習慣の影響で発症する疾患とされます。生活習慣だけが悪いというニュアンスで語られますが、元々の遺伝的体質に生活習慣が加わることで発症します。つまり、同じ生活でもなりやすい方となりにくい方がいらっしゃいます。
しかしながら、遺伝的体質は現在の医学では変えられないので、生活習慣の改善を目指していくことになります。
どのような病気があるかというと、有名なところでは糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、高尿酸血症などですが、動脈硬化が進行した結果としての心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞や脳出血)、慢性腎臓病も含めます。それ以外でも肥満症、メタボリックシンドローム、喫煙による肺気腫、認知症、アルコール性肝障害、脂肪肝、白内障、花粉症、骨粗鬆症、各種の癌、歯周病などいろいろな疾患が含まれます。
では、生活習慣を100点にすればいいのかということになりますが、何が100点であるかは分かっていないこともあります。正しいと思われていたことや間違っているとされていたことでも、新たな情報が出ることで変わることがあります。例えば、最近注目されている糖質制限食も以前は特殊な状況のみで推奨されていました。現在は、糖尿病や減量に推奨されるようになってきています。さらに血圧やコレステロール改善なども報告されています。また、そもそも100点の生活があるとして、それができるのかが問題となります。おおまかにいえば、バランスよく食べて、塩分は控えめ、腹八分目、禁煙、よく動く、よく眠る、ストレスとうまく付き合うなど健康的なイメージで間違いはないはずです。問題はどのようにそれに近づくかです。
当院が目指すこと
当院では、生活習慣の改善を相談しつつ、お薬を使うタイミングなどいろいろなことを相談しながら進めていきたいと考えています。
できること、できないこと、やりたいことなどいろいろ相談をしながらやっていきます。